2015年8月27日木曜日

2015-08-26

日記ってもんは誰かに感化されて書くもんじゃないと思いつつ、いつも後手後手に回って他人が更新しているのを確認すると更新したくなると同時に責任みたいなのを勝手に感じて綴りはじめてしまう。僕の悪い癖だ。いつも主体性がない。

ナニワトモアレ、浪速、ワイ、道頓堀で泳ぐのが夢やけん、せやかてコナン、一緒に甲子園目指すばい!高校野球、年々おっさんが熱中症で苦しんでいるのを楽しむ殺せコロッセオなショータイムだと思うようになって、悪趣味ですねハイハイって感じで、歳を重ねるにつれ世間の年中行事に関心が無くなっていくわけですが。でも地元が決勝まで行ったってことでちらっと観てしまいました。

何はともあれですよ。ここ2,3ヶ月は仕事に身を窶《ヤツ》していたわけで、要するに夢から逃げることしかしていませんでした。何歳からでも夢は始められるって言葉とか、大器晩成とか、いろいろ太古の昔から人間は色々と言い訳を編み出してきていて、私もそれに肖《あやか》、っているのです。
なんか他の人と同じような拗れた文章を書かないといけない気がしているわけでもないんですが、こういうことを書いていると不思議と筆が進むんですね。戯言だからかもしれません、好き勝手に記す行為と言うのは結構気持ちがいいことなんですね。

この”ブ”が誰かに有益に働いているとは思いにくい(何を持って有益なのか、これを読むことによって時間を費やして精神や自尊心、やる気が回復したりすれば有益なのか、それを計測するすべなど無いわけで、結局おのおのの気持ちの持ちようだと思っていただきたいと思うわけですが、)けれでも、それでもやっぱり何かを書く限り僕は、僕が生きる上で糧となっているものにたいして発信をしたいとは思うわけで、結局これもただ単に自己顕示欲を満たす行為の一つといえばそれで終わるわけですが、(あるいは現実で発信する場がない故に)ナニワトモアレ。

☆百合漫画について

百合漫画をたくさん世に輩出している、たっとい、たっといレーベルがありまして、そのキンドーのセールがやっていたため、僕は散財した。
まだ全部読んでないし、セール以外でも買ったものもあるのだけれども、良かったものを記しておこうかしら。(CV雪ノ下雪乃)


・熱帯少女 (IDコミックス 百合姫コミックス): 吉富 昭仁
ノン百合モノ作家の吉富 昭仁氏による百合短篇集なのだけれども、タイトル通り夏の少女たちの百合短篇集になっているわ。
実はまだ半分しか読んでいないのだけれども、スク水、スイカ、海、夕立といった夏、つまりAirな雰囲気を味わいつつ、女の子同士の心の邂逅を楽しめる作品になっているわ。結構際どいえっちな感じも、夏の暑さにあてられたと思えば心地がいいものね。百合とレズの境界線などについての議論はいろいろとあるのだけれども、外見的魅力もひとつの重要なファクターになっていると思うのだわ。
今のところ、登場してくる女の子たちは幼なじみとか、腐れ縁な関係が多いわね。長い年月をかけて育んできた友情から、一歩進んだ関係に進もうとしているその葛藤、お互いの”好き”っていう気持ちが夏の描写とともに描かれていて、とても素敵だと思うわ。

・キミイロ少女 (百合姫): 未幡
またタイトルに少女がついているわね。こちらの作家さんは結構ガチな百合作家な感じだわ。
キミイロ少女も少女たちの短編集ではあるのだけれども、さきほどの熱帯少女には熱が帯びていて、”恋”してるって感じではあったのに対して、こちらは作風もあって爽やかな青春百合って感じね。ただこちらも短編にしてはかなり読ませてくれる二人の気持ちの揺れがあって、とても良いわ。シチュエーションはどれも中学、高校生で制服を着ている女の子同士の話なのだけれども、登場してくる二人の関係は、友達になったばかりであったり、先輩後輩関係であったり、幼なじみ同士だったりとバラバラね。いろいろなPHASEにいる女の子同士の友情が楽しめる短篇集になっているわね。ちなみに私は「唇に秘密を」の話がとても良いと思ったわ。

・ラブフリッカー(IDコミックス 百合姫コミックス): 竹宮ジン
百合漫画界の大家の一人とでも言っても過言ではない、竹宮ジン先生の作品ね。こちらも短篇集だわ。
上の2つとは違って今度は成人百合も含めた、オールラウンド百合になっているわ。だからかしれないけれども、どれも女の子同士ってのを忘れるくらい恋愛漫画な体をしているわね。もちろん女の子同士って言う、アブノーマルな感情に対する葛藤みたいなものを表現している箇所も随時あるのだけれども、それ以上に恋愛の駆け引きを楽しむ登場人物同士の輝きが表現されていて素敵だわ。この中では、「せいいっぱいの好きと嘘と」はとても良かったわ。でもこの話は、駆け引きというのはあまりなかったわね。ここからはネタバレになってしまうのだけれども、いつの間にかいつも一緒に同じ目標に向かって進んでいたもの同士が好き合っていく話は尊いものがあるわね。

他にも皆さんが大好きな”Citrus”であったり、”終電にはかえします”であったり、”あのキス”についても語り合いたいのだけれども、みんな寝てしまうわね。またの機会にするわ。